たとえばアスペルガーでディスレクシアな中学生の君が、学校の先生とかに感じ悪い中学生だと誤解されずに合理的配慮を受けて、毎日をそれなりに暮らすためには一体どうしたらいいんだろうか。

まさにタイトルに通り「たとえばアスペルガーでディスレクシアな中学生な君が、感じ悪い中学生だと誤解されずに合理的配慮を受けて、毎日をそれなりに暮らすためには一体どうしたらいいんだろうか」とフルタイムワーカーなシングルマザーが考えて動いていく日々の日記雑記です。

中学一の問題児って言われましても…

さて。なんとか中学生活仕切り直しです。

 

二学期からの転入生、さぞやドキドキして通うかと心配しまくりで、

ついつい中学まで朝も送ろうかと数日付いて行ってみましたが、

 

「で、いつまで付いて来るわけ?」

と、息子に聞かれました。

 

「え?不安かと思いまして。」

 

「は?」

 

「え?」

 

「もうやめて下さい」

 

「了解しました…」

 

心配だったんですよ。

ちゃんと学校行ってくれるか。

前の学校のこともあったし。

 

まあ、そう言うなら、と、

それからは普通に一人で登校させてました。

 

きっと一人でしっかり通学していることかと思っておりました。

 

が、二学期も終わる頃、三者面談が。

 

一家庭15分枠。

しかし順番は、ラスト。

これは長くなるフラグに間違いない。

 

まず担任の先生から言われたのは。

「遅刻が多いです。」

 

そんなこと言われたら、これしかない。

「はあ、本当に申し訳ありません…」

 

「夜は早く寝ていますか?」

 

「はい。早いです。かなり。」

 

「…」

 

どうやら夜更かしで起きれないと思われた模様。

 

先生、残念!息子はいつも起きてたくても寝落ちしてるほど、寝ないともたない体質だ。

 

「とりあえず、遅刻の数は、クラス一、いえ、学校一、というかここ数年でもトップクラスです。」

 

「はあ…。一応朝は息子を送り出してから仕事に出てたんですが(ついいい訳)、間に合ってないんですねぇ。しかもそんなにですか。本当に申し訳ありません…」

 

この人、間に合う時間には出てるのに何してんだろう…。いや、多分、ぼんやり歩いてるんだ。空とか地面とか、通る人とか見ちゃって、なんか考えちゃってるんだよなあ。。

 

「そして、提出物。全然出ていません。」

 

「はあ、本当に申し訳ございません…」

 

「これも、クラス一、どころか学校一、というかここ数年、ここまでの子はいないです。」

 

「すみません、私も至らず申し訳ありません…。」

 

いやさ、先生、そこまで駄目ならなにか問題や障害のせいじゃないか、って、むしろ考えたりしませんかね?息子の味方につく訳じゃあないですが、そこまでだと、なんかヤバイって思いませんかねぇ。

 

「あとですねぇ。」

 

まだあるんかい!!

 

「家庭学習、全くしていないとか」

 

バレとる!!

 

「本人がそう申告していまして」

 

こらー!ここは中学生なら普通、嘘でもやってるとか言うだろ!あ!普通じゃくて、正直に言っちゃう人種だったわー。。

 

「あ、はい…。申し訳ありません…」

 

「授業もノートを取る様子も無くてですね。」

 

「すみません…」

 

「きっと今は受験勉強のストックがあるので、勉強しなくても点が取れているとは思いますが、これからは難しくなりますよ」

 

「はい、申し訳ありません…」

 

これ、後から息子に聞いたところ、

授業は真剣に聞くことに集中して聞いていれば十分理解できるため、勉強する必要無いらしい。テストも何の勉強もしなくても、とりあえずそれなり以上に解けるので、勉強をする意味がないらしい。

 

残念ながら字が壊滅的に汚いために大幅減点される科目もあるが、理解度で言えば問題ないらしい。(あくまで本人談)

 

まあ、これらを総合的に判断したところ、

息子、かなりの、問題児である、と。

 

あたしは昭和の人なので、

問題児、っていうと、

校内暴力するとか、

サボって踊り場でタバコ吸うとか、

クラスで連んで教師をからかう主犯者とか、

友達からカツアゲするとか、

今時的なら、

いじめ首謀者とか、

引きこもり不登校とか、

そういうイメージだったのですが、

 

こんな息子も、

しっかり、

問題児だったのですね。。

 

打っても響かないもんねー。確かに。

しかも口が達者。

 

もう、母としては、すみませんとしか。

面談中、何回、すみません、と申し訳ありません、を言ったことか。

 

いやでもね。

これらのこと、障害特性を理解していたら、

ある程度の予測と改善の対処を学校側も出来たんじゃー?出来るんじゃー??とも思い。

 

そこで、満を持しての提案。

 

「先生も頑張ってくださっている。

 私も足りないとは思いますが、親として出来るだけ頑張っている。

 でも、どうにもならないんですよね。」

 

「先生、そこで。編入時にもお話したんですが。」

 

「やはり、通級を考えているんですが。」

 

なんと編入時には、校長先生自ら、

『特別な事は出来ません。本人に頑張ってもらうしかないです。通う以上は怠けず頑張って。』

と、障害者差別解消法と対極の努力根性論で、提案した合理的配慮も全否定からのスタートでした。

 

でもさ、今となっては、ほーら何も対処しないから、担任も親もみーんな困ってるじゃん!なのです。

 

息子にも先生にも申し訳ないんだけど、

きっと理解無い人達には、やってみないとわかんないんだよ。と思いの、あえての二学期でした。

 

そう、息子はさ、特別支援が無いとこんなもんなんだよ。

 

そしたら担任の先生も

 

「私も提案しようと思ってました。

お母様から言ってもらってよかったです。」

 

そーですかー。

それなら先生、早く言ってくれよー。

と、思いつつ、

(でも通級とか言われてキレる親もいるから、なかなか言い出しづらいんだろうなあ。)

とも、理解しつつ。

 

とりあえず、問題児になってくれたおかげで、

支援に一歩近づいたわけでした。

 

ちなみに面談時間は一時間15分超え。

こんなに長時間なのも、最近の中では中学ナンバー1らしいです…。はい…。

 

追記

 

通級の提案あったくらいだし、

きっと息子に理解が増えたかも♫

 

と、ぬか喜びしましたが、

 

成績表見て、気持ち一転。

 

人生で見たことも無いような、

2と3しかない成績表でした…。

 

テスト95点とか取っても、

成績にはなんの反映もされないんだな…

 

恐ろしき魔窟、

公立中学…。。

 

(私立の時はそんなひどい成績じゃなかった)